初めまして。ご覧いただきありがとうございます。
限界配達員ブロガーのつん。と申します。
まずは、簡単な自己紹介からさせてください。
職業: 軽貨物配送(業務委託歴3年)
経歴: 現実から目を逸らし続け、10回以上の転職を経て現在の軽配送に出会いました。
年齢: 平成2年生まれ(30代半ば)
趣味: 読書、創作、散歩(いつか自分の書籍を出版するのが夢です)
これまで数え切れないほどの失敗や見栄を重ねてきた私の情けない過去は、別記事の『人生録』で赤裸々に綴っていますので、興味があればそちらも覗いてみてください。
自己紹介はこれくらいにして、今回は私がこのブログを立ち上げた「本当の目的」と「思い描くビジョン」をお伝えしたいと思います。
ひとりの配達員には、世界を変える力はない。だからこそ
これまで何ひとつ成し遂げてこなかったちっぽけな私が、今さら声を上げたところで、社会や世界をガラリと変えられるとは思っていません。
ましてや、日本の物流の毛細血管とも言える「軽配送業界」の歪みを、私ひとりの力で正すことなど到底不可能です。
だからこそ、現場の最前線でハンドルを握る配達員のリアルな声を発信し、同じ危機感を抱く仲間や、この想いに共感してくださる読者(ファン)の皆様と繋がりたいと思い、筆を執りました。
今、軽配送の現場で起きている「崩壊の足音」
ネットショッピングの普及により、宅配の荷物量は爆発的に増え続けています。
しかしその一方で、それを運ぶ配達員は圧倒的に不足しています。
私たち業務委託の配達員は、基本的に「運んだ荷物1個につき〇〇円」という完全歩合制で働いています。
「センターからお客様の家へ荷物を運ぶだけの簡単な仕事」と思われがちですが、実際には各元請け会社の厳格なルールを守り、交通法規を遵守し、お客様の大切なお荷物を細心の注意で守り抜く、極めて責任の重い業務です。
昨今の異常気象(猛暑と極寒)も、身体を容赦なく蝕んでいきます。
そんな過酷な環境と深刻な人手不足が重なり、今、現場ではモラルと安全が急速に崩壊し始めています。
1. 参入障壁の低さと「質の低下」
人手不足を補うため、免許さえあれば誰でも即日スタートできるほど参入障壁が下がっています。近年、ドライバー向けの講習受講などの規制が形式的に義務化されたものの、実態はお金を払って受ければ誰でも通るような、あってないような形骸化した制度に過ぎません。現場の安全意識やプロとしてのモラルを担保するフィルターとしては、全く機能していないのが現状です。
その結果、業界全体が「底辺職」と揶揄されることも増え、ただ人を右から左へ流して手数料を抜くだけの悪質な委託会社も乱立しています。
交通ルールやマナーを守れない配達員、迷惑駐車、荷物の盗難や雑な扱いによる破損、言葉や文化の壁によるトラブルも後を絶ちません。(※もちろん、誠実に業務に向き合っている外国籍の方もたくさんいますし、日本人でも素行の悪い者は大勢います)
2. 最大の懸念:個人情報の流出と治安リスク
私が何よりも危惧しているのが、個人情報と防犯のリスクです。
伝票には、お客様の氏名、住所、電話番号、そして何を買ったのかが記載されています。
さらに恐ろしいことに、同じエリアを数ヶ月回っていれば、配達員には「その家の在宅時間」「家族構成」「生活リズム」「趣味趣向」が自然と把握できてしまいます。
どんな素性の人間が自宅の玄関前まで荷物を持ってきているのか分からない時代。
このままモラルのない配達員が増え続ければ、荷物の盗難どころか、空き巣や強盗といった凶悪犯罪に情報が悪用されるリスクすら現実味を帯びてきます。
3. 「不在」が配達員の生活をすり減らす
一方で、ボタン一つで手軽に買えるようになった反面、不在による再配達の多さも深刻です。
配達員はガソリン代も車両費もすべて自腹です。お客様に荷物を手渡し、完了して初めて報酬が発生します。不在であれば売上はゼロ、むしろガソリン代と時間で大赤字です。
心ないクレームや暴言を浴びせられることも日常茶飯事です。
「この仕事に未来はない」と、真面目で優秀な配達員ほど業界を去っていきます。
目指す未来:「誰でもできる仕事」から「選ばれる仕事」へ
私が目指す軽配送業界の最終的なゴールは、
「誰でもできる仕事」から、誇りを持ってプロとして「選ばれる仕事」へ変えることです。
相応のスキルと高いモラルを求め、その対価として適切な報酬が支払われる仕組みを作ること。
そうして初めて、消費者の皆様に真の「安心と安全」を届けることができます。
もちろん、個人情報の扱い、法規制、大手宅配会社同士の利害関係など、越えなければならない壁は山積みです。
机上の空論と言われるかもしれませんが、例えば以下のような仕組みができないかと考えています。
配送料の適正化(値上げ): 配達員の待遇を改善し、優秀な人材を残す
配達エリアの集約・シェアリング: 同じマンションの同じ時間帯に、大手各社の軽バンが2台も3台も被って配達しているのが今の日常です。これを地域ごとに一括化できれば、配達員の労力は減り、報酬効率は上がり、お客様も一度の対応で済みます。
既存の枠組みでの提携が不可能なのであれば、志を同じくする配達員と新たな組織を立ち上げることも視野に入れています。
安全で便利で素晴らしい日本のインフラを守るためには、それくらい大きな変革が必要だと信じているからです。
なぜ、SNSではなく「ブログ」で発信するのか
最後に、なぜこの想いをThreadsなどのオープンなSNSではなく、このブログを主戦場にして発信するのかをお話しします。
今のSNSは、不特定多数の心ない言葉や誹謗中傷が飛び交いやすい場所です。
配達員側と消費者側がお互いに愚痴や文句をぶつけ合い、誰も得をしない不毛な言葉の暴力が生まれる場にはしたくありませんでした。
このブログのページを開いてここまで読んでくださったあなたなら、きっと現場の苦悩や私の拙い問題提起を、真っ直ぐに受け止めてくださると信じています。
私に必要なのは、SNS上の浅い「いいね」や数字のフォロワーではなく、問題の本質を理解し、膝を突き合わせて応援してくれる「本物の仲間」です。
私自身、まだまだ知識も力も足りない未熟者です。
もし私の考えに事実誤認や至らない点があれば、いつでも厳しくご指摘ください。真摯に受け止め、学び直します。
なお、こうした軽配送、社会問題に関するブログと並行して、私がこれまで歩んできた不器用な『人生録』や、現実の裏側をテーマにした創作小説なども随時発信していきます。そちらも併せて楽しんでいただけたら嬉しいです。
日本の物流を、配達員の未来を、そしてお客様の安心を守るために。
どうか、この挑戦を温かく見守り、応援していただければ幸いです。
これからどうぞ、よろしくお願いいたします。
限界配達員ブロガー つん。

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